築15年を過ぎた我が家の玄関ドア。数ヶ月前から、ドアが閉まる際の「バタン!」という音がやけに大きくなり、おまけにドアクローザー本体から何やら油のようなものが滲み出ているのに気づきました。「これはそろそろ寿命かな」と思い、インターネットで調べてみると、どうやらドアクローザーの交換時期が来ているようでした。業者に頼むとそれなりに費用もかかりそうだし、DIY好きの血が騒ぎ、「もしかしたら自分で交換できるのでは?」と思い立ったのが、今回の奮闘記の始まりです。まずは情報収集。YouTubeでドアクローザー交換の動画をいくつか見て、手順や注意点をおおよそ把握しました。次に、現在付いているドアクローザーの型番を確認。幸い、本体にシールが貼ってあり、メーカー名と型番を特定できました。同じ型番の後継機種をネット通販で購入。思ったよりも多くの種類があり、適合するものを選ぶのに少し手間取りましたが、なんとか注文完了。数日後、新しいドアクローザーが到着。いよいよ交換作業開始です。古いドアクローザーを取り外す作業は、思ったよりも簡単でした。アームの連結部分のネジを緩め、本体を固定している数本のネジを外すだけ。ただ、本体が意外に重く、取り外す際に落とさないように少し緊張しました。問題は、新しいドアクローザーの取り付けでした。説明書を読みながら作業を進めたのですが、ブラケットの向きやアームの角度など、細かい部分で少し戸惑いました。特に、アームの長さを調整してドアの開き角度を決める部分が難しく、何度かやり直す羽目に。それでも、一つ一つ確認しながらネジを締め、なんとか本体とアームを取り付けることができました。最後の難関は、速度調整です。説明書には「調整バルブを少しずつ回して…」と書いてあるものの、どの程度回せば良いのか感覚が掴めません。最初は閉まるのが速すぎたり、逆に遅すぎて途中で止まってしまったり。何度か調整を繰り返し、ようやく「これだ!」と思えるスムーズな閉まり具合になりました。作業時間は、なんだかんだで2時間近くかかってしまいましたが、無事に交換が完了した時の達成感は格別でした。費用も業者に頼むより大幅に抑えられ、何より自分で修理できたという自信がつきました。
我が家のドアクローザー交換奮闘記