私が今の車に乗り換えて、最も「これは便利だ!」と実感した機能、それがキーレスエントリーでした。以前乗っていた車は、昔ながらの鍵穴にキーを差し込んで回すタイプ。それはそれで当たり前だと思っていたのですが、キーレスエントリーの快適さを知ってしまうと、もう元には戻れません。特にその恩恵を感じるのは、やはり雨の日です。土砂降りの雨の中、スーパーで買い込んだ荷物を両手に抱え、傘を差しながら駐車場へ。以前なら、まず荷物を地面に置き、ポケットから鍵を探し出し、傘で濡れないようにしながら鍵穴にキーを差し込み、回して解錠…という一連の動作が必要でした。その間に、自分も荷物もかなり濡れてしまうのが常でした。しかし、キーレスエントリーがあれば、ポケットの中のリモコンキーのボタンをポチッと押すだけ。車に近づきながら解錠できるので、ドアの前に着いた時にはすぐに乗り込めます。荷物を持ったままでも、傘を差したままでも、スムーズに車内へアクセスできるのです。このストレスフリーな感覚は、一度味わうとやめられません。子供が小さい頃も本当に助かりました。ぐずる子供を抱っこしながら、あるいはベビーカーを畳みながら、片手でリモコン操作できる手軽さ。鍵穴を探して手間取ることもなく、素早く子供を車に乗せてあげられるのは、親として非常にありがたかったです。最初は「ボタン一つでドアが開くなんて、なんだか味気ないな」なんて思っていた自分もいましたが、今ではすっかりその虜です。もちろん、電池切れのリスクや、稀に起こるかもしれない電波干渉など、注意すべき点がないわけではありません。リモコンキーの電池残量には気をつけるようにしていますし、万が一のために物理キー(メカニカルキー)の場所も確認しています。それでも、日々の利便性を考えれば、キーレスエントリーは現代の車に不可欠な装備だと断言できます。あの雨の日の憂鬱な駐車場での一連の動作から解放されただけでも、私にとっては大きな価値があるのです。
雨の日の憂鬱を解消キーレスエントリー体験記
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