正直、最初はちょっとした憧れでした。ドラマとかで見る、カードキーをかざして「ピッ」と開くドア。うちの古くて重たい玄関ドアにも付けられたら便利だろうな、なんて。きっかけは、子供が小学校に上がり、鍵を持たせることへの不安を感じ始めたことでした。失くしたらどうしよう、ちゃんと閉められるだろうか、そんな心配が尽きませんでした。そこで思い切って、電気錠の導入を検討することにしたんです。電気錠といっても色々あるんですね。カードキー、暗証番号、指紋認証…。我が家は、子供でも扱いやすく、万が一カードを失くしても大丈夫なように、暗証番号とカードキーの両方が使えるタイプを選びました。設置工事は思ったより簡単で、半日ほどで完了。業者さんが丁寧に使い方を説明してくれました。さて、実際に電気錠のある生活が始まってみると、これが想像以上に快適なんです。まず、鍵の抜き差しという動作がなくなっただけで、外出時や帰宅時のストレスが激減しました。特に、買い物帰りで両手が塞がっている時!以前は荷物を一旦床に置いて、バッグをごそごそ探って…という手間がありましたが、今はポケットからカードキーをサッと出してかざすだけ。暗証番号でも開けられるので、鍵を持たずに出かける近所のゴミ出しやちょっとした散歩も気楽になりました。子供も、最初は面白がって何度も開け閉めしていましたが、すぐに慣れて、自分で確実に施錠できるようになりました。暗証番号方式のおかげで、鍵を失くす心配からも解放されました。オートロック機能(自動施錠)も付いているので、鍵のかけ忘れという、これまた大きな心配事もなくなりました。最初は「電池切れたらどうするの?」とか「停電したら家に入れないんじゃ?」なんて不安もありましたが、非常用のシリンダー鍵穴も付いているし、電池残量低下の警告も出るので、今のところ全く問題ありません。もちろん、暗証番号の管理には気を使っています。定期的に変更するように心がけていますし、子供にも絶対に他人に教えないように言い聞かせています。費用は決して安くはありませんでしたが、日々の安心感と利便性を考えれば、本当に導入して良かったと思っています。我が家の玄関は、電気錠のおかげで、ただの出入り口から、スマートで安心な空間へと変わりました。
我が家が電気錠にして変わったこと体験談
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