防犯性の高さから、今や多くの住宅で、標準装備となっているディンプルキー。その合鍵が必要になった時、気になるのが、その作成にかかる、具体的な値段の相場です。ディンプルキーの合鍵の値段は、主に「どこで作るか」と、「どのメーカーの鍵か」という、二つの要素によって、大きく変動します。まず、「どこで作るか」という点です。最も手軽な「街の鍵屋」や「ホームセンター」で作成する場合、ディンプルキーの合鍵の値段は、一本あたり、おおよそ三千円から五千円程度が、一般的な相場と言えるでしょう。これは、前述の通り、特殊な専用マシンが必要となるため、ギザギザの鍵(五百円~千五百円程度)に比べて、高額になります。次に、より確実で、安全な方法として、「錠前メーカー」に、直接、純正のキーを取り寄せる、という選択肢があります。これは、鍵に付属しているセキュリティカードや、キーナンバーを元に、メーカーの工場で、オリジナルの鍵と全く同じものを、作製してもらう方法です。この場合の値段は、メーカーや、鍵のセキュリティレベルによって異なりますが、一本あたり、四千円から八千円程度が、目安となります。街の鍵屋で作るよりも、若干割高になり、手元に届くまでには、二週間から一ヶ月程度の時間がかかりますが、その精度と安全性は、完璧です。そして、値段を左右する、もう一つの大きな要因が、「メーカー」と、その「セキュリティレベル」です。例えば、国内大手のMIWAやGOALといったメーカーの、標準的なディンプルキーであれば、比較的、多くの鍵屋が対応しており、値段も相場通りです。しかし、KABAやWESTといった、海外のメーカーや、国内でも、特にセキュリティレベルが高い、登録制の鍵(セキュリティカード必須の鍵)になると、複製できる店舗が限られたり、メーカー取り寄せしか選択肢がなかったりするため、値段も、一万円を超えるケースが、出てきます。
ディンプルキー合鍵作成の値段の相場